73式

妙齢専業主婦の雑記帳である。文章を書く練習のため、ほぼ毎日更新の予定。

ほ、ほ、ほ、ほっちゃ~~~!!

「萌えって何?」と、妹に聞かれた。

 ううん? 説明しろと言われると難しい。草木が萌える、といった用法の答えを求めているわけじゃないよなぁ。オタク的な意味で聞いてんだよなぁ。妹にオタクだと思われている姉です、こんばんは。

「萌え 意味」でYahoo検索すると、トップにYahoo辞書の結果がヒットする。

 《若者言葉》ある物や人に対してもつ、一方的で強い愛着心、情熱、欲望などの気持ち。必ずしも恋愛感情を意味するものではない。

◆平成2年(1990)前後から漫画・アニメ愛好者の間で使われ始めたという。そのため、対象も初めは架空の人物が中心であった。意味についての確かな定義はなく、対象に対して抱くさまざまな好意の感情を表す。感動詞的な用法もある。

「一方的」というところが実にわびしいが、単純明快で分かりやすいと思う。どこかで「萌え」の語源は少女漫画家あゆみゆい氏がなかよしで連載していた「太陽にスマッシュ!」の主人公・萌ちゃん からきている、という記事を読んだ。何でなかよしからそんな言葉が……と、当時は疑問に思ったが、今ではまぁ……うん……。小三くらいまでなかよしを愛読していたが、「秋葉原電脳組パタP」「東京ミュウミュウ」などの連載が始まった頃から「何か違うなぁ」と思ってりぼんに移行してしまった。今思えば、それら二作は「大人のお兄さん」向けの漫画だったんだな(笑)。

 以前、電車でロリータファッションの女性を見かけた。化粧も完璧、髪型も決まっているし、上から下まで立派なロリータである。すごいなぁ、とぼんやり観察していて、ふと、高いヒールを履いた足元に目が行った。靴擦れを起こした踵から血が滲み、白いソックスを赤く汚していた。「どんなに靴擦れが痛くても私はこの靴を履くのよ!!」という彼女のファッションに対する情熱に感嘆し、私は「萌え」た。その話を妹にすると、ソックスに血が滲んでいた、のあたりで「へぇ。何か残念だね」とにべもなく片付けられてしまった。どうもこの妹に「萌え」を教えるのは難しい気がする。