73式

妙齢専業主婦の雑記帳である。文章を書く練習のため、ほぼ毎日更新の予定。

嫌なら書くな、嫌なら見るな。

打たれ弱い奴はブログとか辞めたほうがいいんじゃないですか(山本 一郎) - Y!ニュース http://bylines.news.yahoo.co.jp/yamamotoichiro/20131208-00030458/

 面白い文章を書く人だなぁ。

こんなに髪量が多くフサフサであるにもかかわらずハゲとネット上で罵られていますし、普通にファンドやったり会社を経営しているのに無職呼ばわりされたりしますが、そんなことは言わせておけばいいんですよ。

 ポジティブだ……写真を見る限り言うほどフサフサには見えないが、まだハゲちゃいねぇよな(笑)。

 でもこの記事のタイトルは極論すぎると七味は思いますデス。文中に出てくるはてなブロガーさんの書いた記事は、この記事(キジキジうるさい)を読む前に読んでいた。ほえー、人気がある人は大変だなぁ、でもそんなコメントに傷つかなくてもいいのに。人ってどんなことで傷つくか分からんもんだ。という感想を抱いた覚えがある。

 意見や文章を公に発表した以上、何かを言われたりするのは仕方のないことだと思う。何も言われたくないなら最初から書くな、ブログやんな、という論も分かる。でも、それと「公人でもない個人のブログを読んで気分を悪くして悪意丸出しのコメントを残していく人の気持ち悪さ」は別だ。

私がセツヤクエストに投稿している記事を「単なる書籍紹介」と悪く言われているのを発見してしまってショックを受けていました。
落ち込んでしまい、更新する気力がなくなってしまっていました。

http://sclo.hatenablog.com/entry/2013/12/06/133410

 「単なる書籍紹介」が悪口になるとは私も思わない。でも彼女は傷ついた。いっぱい勉強して頑張って書いた記事を「単なる」と表現されたのがショックだったのだろう。まぁそこは認識の差異だわな。他人が悪く言われているところをわざわざ覗きにいく趣味はないので、これ以上確認をしたりはしないけども、彼女が「傷ついた」コメントを残した人に悪意があったかどうかは不明。

 正直以下は上に書いたものとは関係がない。

 ブログやTwitterの発展により、普段関わることがないであろう人間との関わり合いがより気軽になってきた。私のTwitterのアカウントにも、女子高生から年齢不詳の会社取締役までバラエティーに富んだ人々が並ぶ。

 何と言うか、危うい女の子たちがいる。「○○なう!」と本当にそこにいる時点で呟いたり、「今日は学祭!」と写真をあげたり、「生理痛辛い……」、「○○駅で人身事故! 最近最寄で多いよう><」とか見ていると、ついつい「そのツイート消した方がいいよ!?」と突っ込みたくなる。以前私へのリプライに自分が住んでいる町名まで書いてきた女の子がいたのでさすがにそこは「特定されちゃうから消しなさい!!」と十秒くらいで返した。タタタタッ……ッターン!(ミサワ)

 危ういんだよなぁ。うん、危うい。確かに一つ一つは他愛もない情報かもしれないけれど、執念深く一つ一つ積み上げていけば、簡単に個人情報を握られてしまう。例えば私が美大生で、「今日は学祭。横浜線混んでた~油絵展示してます★」などと呟いたら、見る人が見れば「あ、こいつ多摩美かな? 油絵科か~確か前に二十一歳だって呟いてたから三年生以上だよな。この教室にいるだろうな。あ、この絵のタッチ分かる。へぇ、本名は○○って言うんだ……ぐへへ」とすぐ分かってしまう。え、考えすぎ?

 こういう子たちが軽率なのは認める。でもそれと「ネット上の女の子に貼りついて個人情報を収集する人の気持ち悪さ」は別問題じゃなかろうか。お、前半に繋がったぞ? 頑張れ私。

 油断して自分から情報をばらまいて、特定されて何らかの被害に遭ったとする。「自業自得」と言われてしまうかもしれない。でもさ~、ツイートやらブログやら遡りまくって情報を少しずつ掴んで特定してっていう、その行為の気持ち悪さ+加害者の罪は全然関係ない。

 痴漢とかレイプとかストーカー殺人とか、「あんな格好でフラフラ歩いてる方が悪い」って意見を持つのも分かる。でもそれと「それに引っかかってあっさり危害を加えちゃう人の悪さ」って何つーか、レベルっていうか次元が全然違う。私が閻魔様だったら、被害者には厳重注意、加害者は去勢もしくはアナルファックの刑に処すぜ。

 分かりやすいから痴漢だのレイプだのを取り上げたけど、決して男性蔑視女性讃歌ってわけじゃない。これは子どものいじめに関しても思う。「いじめられる子にも原因はある」は正しい。でもだからって「いじめてもいい」にはならない。そこ、自分がリアル小中学生だったときに、先生の誰も教えてくれなかった。私の通っていた学校の先生は、いじめられている子に「○○するからダメなのよ」と注意するか、学級委員に押し付けて見て見ぬふりをするか、いじめられている子に個人的に優しく接するかのどれかだった。

 「嫌なら書くな、嫌なら見るな」は結局立っているステージが違うのでいつまでも終わらんよ。ということを書きたかったんだけども、まとまらなくなってきたので無理やり(了)。