73式

妙齢専業主婦の雑記帳である。文章を書く練習のため、ほぼ毎日更新の予定。

悪夢しか見ない

 夢は睡眠中に脳内で行われる記憶整理作業の副産物だと聞いたことがある。

 眠りが浅いので夢をよく見る。夢とは大体が不条理なものだが、それでも私の夢は意味が掴めないことが多い。偶然この記事を凄腕の夢占い士が見てくれないかなぁ、と淡い期待を抱きつつ紹介しよう。

 これは恐らく学生の頃に見た夢だ。コンビニで友人と買い物をしていると、客としてドラゴンボールのセルが現れた。

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「やべっセルだっ!!」

 私と友人は咄嗟に陳列棚の裏に隠れた。セルはチラチラと商品を物色している。陳列棚の隙間から、セルのあの何とも言い難い緑色のぶつぶつっとした肌が覗いている。私たちの存在を知ってか知らずか、セルは全ての棚を見て周るつもりらしい。案外庶民的な男である。いや、コンビニに来るのが初めてで物珍しいのだろうか。その夢で私はひたすら「コンビニを練り歩くセルを陳列棚から覗きつつ逃げる」という行為に徹していた。はっきり言ってめちゃくちゃ怖かった。

 これは小学生の時に見た夢だ。私は何故かガチャピンの運転する自衛隊の迷彩柄のジープに乗って、竹林の中を突き進んでいた。ガチャピンの運転が荒いのもあったが、道なき道を知らないオッサン*1と進むということ自体が恐ろしかった。

 眠る直前に読んでいた作品の世界観が反映されるのもしょっちゅうである。私は二十六歳主婦という平凡な立場にして、聖杯戦争、巨人との戦闘、人類殲滅プログラムの阻止、ネルフ潜入等の危険な体験を乗り越えている。竹中直人になって女子トイレの個室に閉じ込められたこともあるが、あれはどういう意味だったのかさっぱり分からない。

 しかし、私はドラゴンボールはアニメでしか知らず、ガチャピンについてもテレビの画面を通してしか見たことがない。どちらも熱狂的ファンというわけでもないのに、何故彼らが私の夢に現れ、そして強烈な印象を残し去っていったのか。共通点は二人とも肌が緑色といったぐらいである。次に現れるのはジョジョの花京院だろうか。今度また不可解な夢を見たらお知らせする。

*1:中の人の存在を既に察していた。